進士 美保子 Mihoko SHINJI
「変身」 油彩 キャンバス
神奈川に戻ったある日、夫との散歩で懐かしい本に出会った。思わず購入。
中島 敦の「李陵・山月記」(り りょう・さんげつき、角川文庫、R.3.5発行、476円)だ。高校の授業以来だなぁ。
進士(中国、官吏の登用試験に合格した人)に登第した二人の男の物語。
一人は順調に出世して遥か高位。
もう一人は詩家としての文名が揚がらず同輩の下命を拝することで自尊心が傷つく。ついに発狂し、猛虎に変身してしまう。(今年、寅歳ですね。)
昔々、知り合ったばかりの夫に「進士」という名字について話した。生まれたときから難しい試験に受かってて良いですね、と。
結婚して遊びに来た夫の母に、ミホコさん、ちょっと変わった名字だけど大丈夫?と聞かれたことがあった。
そこで私、”大好きでーーす”と。
母はニコッとした。
そう言えばカフカの「変身」も、なんだかわからない虫に変身しちゃった物語だけど、一寸憧れちゃうなあ。私、ときどき面白いことを考えちゃう。幸齢(和田秀樹著、「80歳の壁」より、幻冬舎、990円)になったからかなあ。どうも私は子供のころから変身願望が強かったのかも。
昨日はコメダ珈琲店、今日も夫と万歩計を持って福井県立美術館まで歩く。

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