進士 美保子 Mihoko SHINJI
「トイレに落ちたモンブランの万年筆」
油彩 羊羹の桐の箱の蓋
10×20㎝
私の父が40年以上前ヨーロッパ旅行で買い求め、夫にくれたものである。
かって、夫の勤務する大学のボットン便所に、夫のズボンの後ろポケットから落ちたもの。
夫から話しを聞き農場の先生が汲み取りの時、みつけて下さり、洗浄して我が家に届けて下さったもの。
が夫は、それを二度と使わなかった。そして、モンブランの魅力には敵わないと思ったか、新しいモンブランを購入した。
そしてこの最初の万年筆が私にまわってきた、というわけ。
これ、私の分身と言っても良いほど、長い間働いてくれている。あの出来事のおかげなので夫にはものすごく感謝している。
ウンのつきまくった万年筆。
父の思い出でもある。
先日のBSプレミアムによると 瀬戸内寂聴さんもモンブランの万年筆とインキで原稿を書いていらっしたようだ。
なお、私の2020、12、1の「トイレ讃歌」というテンペラ画でもトイレがらみのコメントを載せていますのでお笑い頂けたら幸いに存じます。

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