「岡本太郎さんの思い出」

“岡本太郎さんの思い出” 進士美保子

FIFAで私の深夜ぐせがひどくなる一方です。

今夜も応援します。日本ガンバ!!

一昨深夜NHKドラマ「TAROの塔」で岡本太郎と歌人の母・かの子、漫画家父・一平、養子で秘書・敏子の人間模様を、太郎役にぴったり

松尾スズキさんの飄々たる演技で放送してました。

そこで私は、太郎さんに関する私自身の秘めやかな体験を思い出してしまいました。

鈴木俊一さんが都知事のとき。

浜離宮恩賜庭園で知事主催のパーティー・園遊会に招待され、私一人で出かけたときのこと。

夫が東京都生活文化局の都市美委員のため、ご招待でした。

広いお庭を回遊しながら、半纏姿の火消し鳶職の方、日本手拭いの染めなど、江戸文化の紹介や東京のすばらしさをアピールする企画で上品な見せ方に感激し、日本文化を味わいました。

最後に行きついたのは芝生広場に点在する丸テーブル。白いテーブルクロスには美味しそうな食べ物が沢山。

テントにはどなたもいらっしゃらなかった。

いや、岡本太郎さんがお一人テーブルの前にお立ちでした。

険しいお顔、優しいお顔、どちらにも見えました。

岡本太郎さん!私、大好きなんです。

そう言っておそばに行こうと思いました。

でも私は、ただ一つの理由でお声をかけるのを躊躇ってしまったのです。

それは・・私はその頃、外出するときは必ず太郎の単行本『今日の芸術』を持ち歩いていました。それが、その日に限って軽いからか文庫本に変えてたのです。

本当は『今日の芸術』で太郎さんにサインを頂き、一寸お話しもしたかった。

でも私は、御著書を持っていなかったという理由で勇気をだせなかった。

遠くからじっと眺めているだけだった。

ちょっと前までは映画評論家の小森のおばちゃまや相撲の小錦関に気軽に声をかけ、ツーショット写真をお願いできたりしてたのに。

その私が・・・。

今でも何故か忘れられない出来事です。

かなりこじつけですが、最近描いた「この星に生まれて 第2弾ーーぺンダー島の思い出」(油彩・SM・キャンバス)を「今日の私の一枚」としてアップさせてもらいます。

今夏、長女の住むカナダぺンダー島で、娘が焼いてくれたパンや美味しいコーヒー、ピザレストラン経営のJさんから頂いたサングラス、庭で見たキツツキや広葉樹、蜂やお月さまなどをちりばめた”絵日記”のような作品です。

何十年か前の私的記憶・岡本太郎の「今日の芸術」と、私の近況「今日の一枚」の物語、一幕

でした。こじつけーーー!!

ジャンジャン!!!

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